味彩の郷 フローリー | 日記 | お正月休みpart3

長野自動車道を一時間程走り、千曲川を越えると信州中野ICはすぐである。右手には雪で白くなった山々が見えてきた。
関越自動車道と合流した辺りから車の量が増えてきた。
関東方面からのスキーヤーのようだ。
大阪からは６時間以上かかるスキー場も、東京からは３時間ほどで来れる。とても羨ましい。
白馬方面は関西のスキーヤーが多いように思うが、関越自動車道との合流地点から先は関西からの車が少ないように思う。
やはり遠すぎるからであろうか？そんなことをぼんやりと考えているうちに信州中野ICに到着した。
５００kmに及ぶ長い高速道路の旅も終わりである。
時計を見ると１１時を過ぎている。
実に８時間もかかったわけである。
山に登る前に、腹ごしらえと買出しをすることにした。
志賀高原は国立公園のため、飲食店や食料品店がほとんど皆無である。
食事はホテルの中のレストランかゲレンデの食堂、いわゆる「ゲレ食」しか無く、値段は高いがおいしいものはほとんど無いという記憶が蘇ってくる。２０年前の記憶ではあるが・・・
正月の元旦ではあるが、事前にインターネットで道中で開いている店を調べておいたので、運転中の嫁に指示をする。
イオン新中野店へ。
元旦からすごい人である。
中野市の人全員が来ているのではないか？というほどの盛況ぶりである。
スキー旅行の楽しみは、日中のスキーもさることながら夜の晩酌も大きな楽しみである。
スキーの後、温泉にゆっくりと浸かり、部屋でテレビを見ながら飲むビールは格別である。（最近はこちらのほうが楽しみ？）
店内でビールや酒、おつまみを物色する。事前に調べた情報によると、私達の宿泊予定のホテルの食事は質・量ともにイマイチという書き込みがあった（じゃらんの書き込み）ので、たっぷりと食料を買い込むことにした。
宿泊料金は正月というのに大人１人１万円。
小学生はタダという破格の値段である。
d(≧▽≦*d)
その分、小学生の夕食はカレーライスか丼物ということらしい。
いくらなんでも正月に夕食がカレーライスだけでは息子が気の毒である。（じゃあ、もっと良いところに泊まれ！）宿代で節約した分、好きなものを買ってあげることにした。
すると皆、ジャンジャン籠に入れていく。
鶏のから揚げに生春巻き、野菜サラダにロースハム。お菓子にカップラーメンに焼き鳥に寿司。あっという間に籠が満タン状態に。
酒も含めて１万円お買い上げ。
節約した意味ねーじゃん！
(￣▽￣;)
こんなに食べられるかな？疑問を抱きながら両手に大量の荷物を抱えて車へ戻った。
昼食は、大好物である蕎麦を本場の信州で食べたいと以前から嫁が言っていたのを思い出し、向かいにあった蕎麦屋へ。
車を降りて店に入ろうとするが・・・イヤな予感。
おススメが「とんかつ定食」？蕎麦じゃないの？
こんな店で美味かったためしは無いが、正月で他に営業してそうな店も無いし・・・半分諦めながら店に入った。
レジにはおじいさんがポツリと座っていて、店内には昼時というのに空席が目立つ。
「やってもうた！」きっとマズイに違いない。
(￣□￣;)!!
そう思いながらも嫁のほうを見るとニコニコしながら蕎麦を注文している。
私は関西では珍しいソースカツ丼を注文した。
すいているからなのかすぐに注文の料理が運ばれてきた。
ご飯の上に千切りキャベツが敷いてあり、その上にソースがたっぷりと絡まったとんかつが乗っている。
ソースの良い匂いが漂って食欲を掻き立てる。
一口・・・「ウマイ！！」
ｗ(￣△￣;)ｗおおっ！
市販のとんかつソースかと思ったが違うようだ。
少し甘めで、酸味がおさえられた食べやすい味でご飯と良く合う。
嫁も「おいしい！」と言いながら盛り蕎麦をすすっている。
一口もらって食べてみる。
「・・・めっちゃウマイ」
手打ちの蕎麦で、細いがコシがあり表面がツルツルしていて出汁がよくからむ。
出汁も濃い目ではあるが、辛過ぎず甘過ぎずとても良い塩梅だ。
「ウマイ、ウマイ」と連呼しながら食べている間に、満席になっていた。「・・・イヤな予感」前言撤回させてもらいます。
いやいや！疑ってスンマセン！入って良かった。
レジのおじいさんもテキパキと会計をして下さった。
「うまかったッス。ごちそうさまでした」
m(_ _)m
おじいさんが嬉しそうに「ありがとうね」と言った。
いえいえ、こちらこそである。
「ソースカツ丼恐るべし」病みつきになりそうだ。
さあ、いよいよ天空のスキー場「志賀高原」にのぼることにしよう。
ヤバイ！もう昼の１時だ・・・
ヾ(;;ﾟ□ﾟ;;)ノ
（つづく）